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【体験レポート】 マーケットスクエアささしまに行ってみた。

初めまして、ライターの井澤梓です。名古屋に映画、グルメ、アミューズメントが集結したエンターテイメントスポットがあると聞きつけ、マーケットスクエアささしまにやってきました。

…いや待って、どこですかそれ。
旧名称は、ラ・バーモささしま!…いやいや、未開の地。

最寄りは名古屋のささしまライブ駅!…謎は深まるばかりです。
てか、なにその駅名。山手線の高輪ゲートウェイ駅と親戚なのでしょうか…。

インパクト強すぎる駅、ささしまライブ駅から歩いて4分、とにかくマーケットスクエアささしまに到着したのです。

到着後まず目に飛び込んでくるのは、109シネマズのでかい看板。地元の人からは「映画館のあるとこ」などとも呼ばれています。看板からこんなに主張されてますし、2階にある映画館から探索してみましょう。

広い。なんとスクリーンは10もあり、新しく綺麗。しかも平日は9時半、休日は9時から開いています。

天気のいい日には朝イチで映画行って、充実の休日を過ごしたいと思ったことは数あれど、実現できたことはありません。朝活とは永遠の幻。この地では現実となるのか。

そのまま上のフロアへと進むと、5階には、「ゼットフットサルスポルト名古屋駅前」が。フットサルで汗を流すリア充たちの群れがいるぞ、完全に眩しい。

唐突にクイズですけど、こちらのフットサル場の人気の理由、わかりますか?

正解は、電車でも来られ、車も停められ、駐輪場は無料。名古屋駅からも頑張れば歩ける。
痒いところに手が届きまくった完璧ともいえる立地です。

しかも、運動したあとに映画見るもよし、レストラン街でご飯も食べられ、痒いところにさらに手が届いています。もはやほぼ孫の手。日常の練習にも、試合会場にもピッタリで、一度利用したら癖になってしまう孫の手です。

上階フロアの探索を終え、多くのショップが並ぶ1階に移動。そこで、どでかいSEGAを発見しました。見渡しきれない面積に並ぶ無数のゲーム機。最新のゲーム機もたくさんあり、血が燃えたぎります。

最初に圧倒的に気になったのが、こちら。
ダーツの横でダーツを凌駕する存在感を放っている手裏剣ゲームです。

ダーツの要領で手裏剣を投げるゲームだそうです。いや、めっちゃ忍者。

海外の方は、日本人なら全国民が、NARUTOの如く手裏剣を投げられると思っているのだろうか。あいにく手裏剣を投げたことは一度もないのですが、挑むことにいたしました。

ゲーム機から手裏剣が出てきました。この手裏剣はゲームプレイ後に貰えます。生まれてはじめての手裏剣投擲。私の遺伝子に眠るくノ一魂を呼び覚まします。

呼び覚ましましたので、上級者宣言もしてしまいました。上級忍者として、立地的には三重県の伊賀忍者がこぞって遊びまくっているであろうこのゲームを攻略してやります。

全然忍者じゃなかった。

見るに見かねてSEGA店長が参戦。

中心の赤の的に手裏剣がバシバシささる。忍者やん。末裔かよ。その腕のしなり、絶対末裔じゃん。末裔が運営するゲームセンターです。貴重です。

ダーツと違って的への狙いを定めるのが難しいのですが、難しい分、癖になります。ダーツ好きもダーツ飽きも忍者もハマるはず。末裔かの前世チェックにもなるし、やってみて欲しい。訪日外国人が日本に戻ってきたときには、ぜひ遊んで欲しい。

でもさ、世界初手裏剣ゲームはさすがに言い過ぎと思うんですけどね。戦国時代の忍者達が、暇つぶしに手裏剣で遊んでたとしたら、それが世界初手裏剣ゲームですからね。忍者界隈に確認したいところではありますが、このゲーム、あまりにも楽しいので、忍者が開発した可能性すら感じます。バツグンの刺さり心地という尺度も気になります。手裏剣ECサイトで手裏剣を買う際は刺さり心地の口コミをチェックしてください。

おっと、忍者に夢中になりすぎた。もちろん他にも音ゲーや、バスケゲーム、フットサルができない人でも楽しめるサッカーゲームなど、体を動かす系のゲームが豊富です。運動不足の体に染み入るわけです。

ゲームで体に鞭打ったあとは、お飲み物で一息つくなんてこともできます。神。ゲームセンター内に、シーズンごとに旬のコンテンツとコラボしているカフェがあり、大好きなアニメのキャラクターをイメージしたドリンクなどを楽しむことができます。

忍者としての自覚が芽生えたようで、完全に忍者の顔になっている。もう一度手裏剣を投げさせてくれ。

ちなみにずっと手ぶらじゃん?手ぶらなのは、選ばれし特権階級だからではありませんよ??

ゲームセンター内にロッカーがあり、誰でも無料で荷物を預けることができるのです。例えばフットサル後でも、サッカー用具は預けちゃってゲームに集中できる。そのせいで次から次にゲームに手が出ちゃうんですけど、このおかげで100倍楽しめるから絶対利用すべし。無料ロッカーまじ最強。

最強設備はこれだけにとどまらず、女子には嬉しいメイクブースが無料で使用できてしまいます。なんとコテは備え付け。コテまでピンクの統一感。店長、気の利く忍者だな。

ささしまライブ駅には、愛知大学のキャンパスがありますが、愛知大学生だったら私、毎日ここ来ますね。こんな施設が近くにある愛知大学生が羨ましい。

しかも映え空間が広がっているため、息するだけで映えることも可能です。

本空間でインスタ用の写真や、ティックトックの動画を撮るのもいいのですが、せっかくゲームセンターに来たんだからプリクラ撮りたいとこですね。

この日もお直し完了の女子達が、こぞってプリクラゾーンに吸い込まれていってるんですよ。ダイソンばりの吸引力がある魔界、それがプリクラゾーンなのです。撮りたい。

メイクの力とカメラの力のWで盛りを最強にして、最強の一枚を目指しましょう。メイクゾーンの存在もあり、マーケットスクエアささしまのプリクラは名古屋イチの映りといっても過言ではないのではなかろうか……。はるばる名古屋の地まで、プリクラを撮りに来た甲斐しかありません。早速映り具合を確認してみましょう。

最新プリクラは、動きのあるものが主流とのことです。(撮るの10年ぶり)

動き…だと!?混乱中の私に、矢継ぎ早にプリクラ機からの指示が飛ぶ。ヒッ。しかしご安心。動きの見本動画が画面に表示されるため、指示通りに、人生初のポーズを実行していきます。

動きは結構ハード。終えた頃にはジュースで癒えた体も再疲労。プリクラに想いのままに操られ、気がつくと多様なバリエの写真が完成していました。このプリクラ機、人の良さ引き出すのうっま。自己肯定感を上げたい場合も、利用が推奨されますね。

さて、仕上がったプリクラを見てみると。

え?

誰これ。盛るという単語では、処理しきれず、脳がバグを起こしています。

震えながら後日知人に見せたら、私ではない誰かとして好評でしたので、最新のプリクラよありがとう。やっぱ自己肯定感上がる。独断と偏見で、個人的名古屋ナンバーワンプリクラゾーン認定を贈呈します!!!

さすがにガチで疲れて来たので、そろそろ座りたいところですよね?疲労感を察知し、優しく包むかのように、ゲームセンター前には充実のフリースペースが。ここに座り、高津ゆいさんがシャッターに描かれたアートを見るもよし、飲食店に入るも良しです。

飲食店はというと、地元名古屋の『コメダ珈琲店』、長浜ラーメンの一番軒。そしてマクドナルドサイゼリヤびっくりドンキー、そしてファミリーマートまで。永遠ループし続けられる定番の味達が揃っています。まあ…エッジは立ってないけど、安定感あるラインナップですね。

マーケットスクエアささしまを堪能し尽くすと、気づけば夕方になっていました。光りだしたネオンサインも癖強めで気になります。

じわじわと、このマーケットスクエアささしまが好きになっている自分がいました。

いくら名古屋イチのプリクラ(私調べ)があっても、忍者になれても、ここを目的にはるばる訪れる場所ではないかも知れない。でも、毎日ふらーっと来れる気がする。

500円あれば十分満足できるし、5,000円あれば一日中楽しめる。一度行ったら十分な場所よりも、毎日来れる場所の方が実は見つけるのが難しい。

毎日変わらず迎えてくれる壁やシャッターに描かれたアートの秘話や、常に進化し続けるXR AMUSEMENT SASASHIMAの開店秘話を知ってから訪れると、何気ない内装ひとつひとつにも愛着が沸いていきます。

こういう施設って、もっと無機質につくられていると思ってたんですよ。偉い人(イメージ)が、スーツ着て会議室で決めて、ルール通りに作られてるみたいな。(ルールとは…?)

初めて「施設をつくる」という過程を聞いてみて、いろんな人がときには青い顔をしながら駆けずり回って、手づくりで作られているんだなと驚きました。

全てに、たくさんの人の想いが詰まっているわけです。コロナ禍の困難を乗り越え、ここささしまライブにリニューアルオープンした、「マーケットスクエアささしま」に、ぜひ一度訪れてみてください。人の想いを浴びながら、エンターテイメントを楽しんでください。

2F・映画館 109シネマズ 5F・フットサル場 Z FUTSAL SPORT 1F・アミューズメント SEGA 1F・カフェ コメダ珈琲店 1F・ラーメン 一番軒 1F・ファーストフード マクドナルド 1F・イタリア料理 サイゼリヤ 1F・ハンバーグ びっくりドンキー 1F・コンビニエンスストア ファミリーマート

PROFILE

井澤 梓 Azusa Izawa

株式会社カタル代表。立命館大学卒業後、金融機関を経て、2010年株式会社ビズリーチの新規事業立ち上げに参画。
法人営業、MD業務、人材エージェントの新規開拓営業に携わる。その後、企業広報支援やインタビュアーとして独立。
スタートアップ企業やBtoB企業の支援を数多く手がけている。